メトホルミンという医薬成分が寿命に作用する効果が
話題になっています。
この医薬成分を聞いて、
ピンとくる方もいるのかも知れませんが、
全く初耳だという人の方が大多数でしょう。
じつはこの医薬成分は、
糖尿病の治療薬としては一般的なもので、
この成分を使用した治療薬の種類は、
とても数多く開発されているんです。(^^)/
1、メトホルミンとはどんな成分?
1950年代から糖尿病の治療薬に
使用されてきたので、
もう70年近い実績のある医薬成分です。
メトホルミンは、
とても低価格で製造できる成分なので、
長い治療が必要になる糖尿病患者にとっては、
経済的な負担が軽くなるので、
選択されることが一般的なんですね!(^^)!
日本国内でもポピュラーな糖尿病治療薬に
使用されている医薬成分です。
2、メトホルミンの作用とは
糖尿病は、血糖値を安定させるように
食事をコントロールするように指示されます。
食事との関係が深い生活習慣病なのですが、
カンタンなことではありません(>_<)
メトホルミンの作用は、
インスリンの分泌を抑えて、
血糖値の上昇を防ぎます。
腸内で糖が吸収されるのを
防ぐ働きもするので、
糖尿病の作用するわけです!(^^)!
3、メトホルミンが寿命に影響するという研究
メトホルミンに関して、
寿命に何らかの影響が出るという説があるのは、
実際のその効果を研究した結果があるからです。
その研究は、メトホルミンを服用することで、
加齢を抑制する効果があるかどうか・・です。
研究の対象になったのは、
70~80歳の高齢者です。
5年以上の調査をして、
メトホルミンを服用するグループと、
服用しないグループで調査した結果で
調べるというもの。
寿命だけではなく、
心臓疾患やがん、そして認知症に対しても
調査しています。
4、メトホルミンによる寿命を延ばす効果
研究の結果としては、
健康寿命を伸ばすことに、
少なからず影響し、効果が期待できるという
興味深い報告がされています(^^♪
健康寿命というのは、
超高齢化社会まっしぐらの日本では、
これからどんどん意識されないといけない言葉です(^^)/
ただ、長生きするだけではなく、
健康に生活しながら長生きするのが健康寿命です。
メトホルミンを服用している糖尿病患者の
死亡率が低下したという結果もあります。
糖尿病を発症すると、
様々な合併症を起こす危険がありますが、
がんの発症率が高くなることもわかっています。
インスリンががん細胞を促進するので、
がんの進行も早いと言われているのです(>_<)
メトホルミンは、
インスリンの分泌を抑えるので、
がんのリスクを下げる効果も期待できるのです。
他にも、高血圧症の人に多く起こる
動脈硬化を抑える作用も研究されています。
5、アンチエイジングの救世主になるのか
日本国内には、糖尿病予備軍が溢れていて、
その年齢も年々低下していると言われています(゜゜)
血糖値の上昇を抑えることは、
肥満の予防になるだけじゃなく、
糖尿病の予防にも大切なことなので、
本来は食生活でコントロールすることがイチバンです。
でも、もしもメトホルミンに
寿命を伸ばす効果があるのだとしたら、
糖尿病のためだけじゃなく、
アンチエイジングの効果のために、
服用してみたいですよね!(^^)!
若さを保つための効果があるなら、
女性はとくに興味津々でしょう(^^)/
でも、残念ながら糖尿病の治療以外に、
使用されることはないので、
サプリメントのように試せるものではありません(>_<)
6、メトホルミンの副作用
メトホルミンが寿命を伸ばす効果のある薬として
注目されているので、今後は抗老化のために
使用されるようになる可能性もあります!(^^)!
そうなったら嬉しいと思う反面、
カンタンな話ではないのが、
薬による副作用の危険です(゜o゜)
医薬品には、どんなに長い実績があっても
副作用のリスクはあります。
メトホルミンにも稀な副作用として、
低血糖、肝機能障害、横紋筋融解症など、
重い副作用を起こす危険もあるため、
糖尿病患者の中でも、処方されないケースもあるのです。
◎まとめ
メトホルミンは、ジェネリック医薬品にも
使用される成分なので、
もしも老化を防いで、健康寿命を伸ばすために
使用が許可されるようになっても、
安く手に入れられるものになるでしょう。
それがいつになるのかわかりませんが、
高齢化社会がどんどん進むのは間違いないので、
そんな日が来るのも遠くないのかも知れませんね(#^^#)